バンクーバーのサマータイムがなくなった。日本との時差は1年中16時間に
先日、カナダにいる息子から「サマータイムがなくなったよ」と連絡が来た。本当だろうかと思って調べたら、本当だった。ただし「カナダ全部」ではない。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(BC州)の話だ。
留学生の親にとって、時差は毎日の連絡に関わる。この記事では、何が変わったのか、日本の親は何に気をつければいいのか、そしてアメリカはどうなのかをまとめる。
何が変わったか:BC州は2026年3月8日から時計を動かさない
BC州政府は2026年3月2日、サマータイム(夏時間)を恒久的に採用すると発表した。3月8日に時計を1時間進めたのを最後に、11月に戻すことをやめた。年に2回の時計の切り替えが、BC州ではなくなったということだ。
つまり、BC州はこれから1年中、夏時間のままになる。
日本の親にとっての変化:時差は1年中16時間
これまでは、夏はバンクーバーが日本より16時間遅れ、冬は17時間遅れだった。11月と3月に、日本側で「あれ、今日から何時間ズレるんだっけ」と計算し直す必要があった。
2026年11月からは、それがなくなる。バンクーバーは1年中、日本の16時間遅れだ。日本の朝8時は、バンクーバーの前日の午後4時。この関係が固定される。
子どもと電話する時間、オンライン面談、大学の締め切り時刻の換算。全部、1つの数字で済む。
気をつけること:アメリカとの時差は冬だけ1時間ずれる
ややこしいのはここからだ。アメリカの西海岸(シアトル、ロサンゼルス)は、いまのところ従来どおり11月に時計を戻す。だからBC州は、冬の間だけアメリカ西海岸より1時間進むことになる。
バンクーバーからシアトルへ車で行く、ロサンゼルス経由で日本に帰る、といったときは、冬は1時間の差があると覚えておきたい。
カナダの中でも、アルバータ州やオンタリオ州、ケベック州は、2026年も従来どおり時計を切り替える。「カナダのサマータイムがなくなった」のではなく、「BC州がなくなった」が正確だ。
アメリカはどうなる:法案は下院を通過、上院で審議中
アメリカでも、夏時間を1年中にする法案(Sunshine Protection Act)が動いている。2026年7月14日に下院を通過し、8月には大統領が上院に早く採決するよう求めたが、9月下旬の時点で上院ではまだ可決されていない。成立して大統領が署名しない限り、2026年11月1日にはアメリカの時計は予定どおり戻る。
上院で成立すれば、アメリカ西海岸もBC州と同じ時計になり、冬の1時間のずれは消える。ただ、この記事を書いている時点では、まだ決まっていない。
まとめ
- BC州は2026年3月8日から夏時間のまま。11月に時計を戻さない
- 日本とバンクーバーの時差は、1年中16時間に固定
- アメリカ西海岸とは、冬だけ1時間ずれる(BC州のほうが1時間進む)
- カナダの他の州は従来どおり切り替える
- アメリカの恒久化法案は下院を通過、上院で審議中。2026年11月1日は従来どおり時計が戻る
時差の計算が1つ減るのは、留学生の親にとって小さくない変化だ。子どもと話す時間を、あらためて決め直すきっかけにしてほしい。
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