入試がない国の「出願」はどう進むか。カナダの大学に高校から進む場合の流れ(UBCの例)
カナダの大学には、日本のような一斉の入学試験がありません。高校の成績と、出願時に提出する書類で選考されます。息子が進んだUBCを例に、2027年入学の流れを公表資料の範囲で整理します。
日程
- 出願受付:2026年10月上旬に開始、締切は2027年1月15日(太平洋時間)。留学生で奨学金の審査を希望する場合は、2026年11月15日までの出願が求められます。
- 合否の通知:高校生には2026年11月から2027年6月にかけて、随時届きます。
- 成績の提出:カナダの高校を卒業する場合、最終成績の提出期限は2027年3月15日です。
- 入学の承諾:2027年5月1日または6月1日が期限で、どちらになるかは個別に指定されます。
何で選ばれるか
一つ目は、高校の成績です。出願する学部ごとに必要な科目が決まっていて、その成績が見られます。一発の試験ではなく、高校の後半2年間の積み重ねです。
二つ目は、パーソナルプロフィールと呼ばれる自己紹介文です。バンクーバー・オカナガン両キャンパスの学位プログラムに高校から出願する場合、ほぼ全員に提出が求められます。内容は、自分がどんな人間か、何を大事にしているか、クラブ・ボランティア・仕事などの活動と実績(最大5つ)、そのうち最も大事な活動の詳しい説明、推薦者2名の情報。各回答は50〜500語程度の短い作文です。評価の観点として、関与と達成、リーダーシップ、内容の深さ、自分の言葉で書かれているか、の4つが公表されています。
三つ目は、英語力の証明です。英語で教育を受けた年数によっては証明が不要になる規定があるので、お子さんの状況に合わせて公式ページで確認してください。
日本の受験と、ここが違う
- 一発勝負ではありません。出願時点で高校の成績がほぼ決まっているので、勝負は出願の前に終わっています。
- 複数の大学に出願するのが普通です。息子もUBCのほかに、SFU(サイモンフレーザー大学)とUBCのオカナガンキャンパスに出願していました。
- 合格は「条件付き」で出ることが多く、最終成績が届いてから確定します。
- 高校から直接出す場合、エージェントは必須ではありません。息子の場合は、現地の高校の先生とカウンセラーが相談相手でした。
親が知っておくと、少し楽になること
出願は本人の作業で、親が代わりにできることはほとんどありません。ただ、日程を知っておくだけで、10月から1月にかけての家の中の空気は変わります。制度は年ごとに変わるので、最新の公式ページでの確認は欠かせません。
息子の出願のとき、親の私が何をして何をしなかったかは、別の記事に書きました。同じように出願の時期を迎えているご家庭のご相談に、今はDoor to Worldで乗っています。
出典:UBC Undergraduate Programs and Admissions「Dates and deadlines」 https://you.ubc.ca/applying-ubc/dates-deadlines/ /同「Personal Profile」 https://you.ubc.ca/applying-ubc/how-to-apply/personal-profile/
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