「学校に合わない子」の選択肢。不登校35万人のニュースを見て、母として思うこと
文部科学省の調査で、2024年度に不登校だった小中学生は35万3,970人。12年連続で増え、過去最多を更新した。小学生が13万7,704人、中学生が21万6,266人。全体の3.9%にあたる。
数字を見て、他人事だとは思えなかった。うちにも、大きな挫折のあとに、何もかもが嫌になってしまった時期の子がいる。燃え尽きたようになって、さあこの先どうするか、と親子で向き合った。
無理に行かせる必要は、ないと思っている
私は、学校に行けなくなった子を、無理に学校へ行かせる必要はないと思っている。学びの方法は、いろいろある。
大事なのは、その子に合った状況はどれかを、親がまず冷静になって見ることだ。焦る気持ちはわかる。でも、焦った親の目には、子どもが見えなくなる。
親がどうしたいか、ではない
しつこいようだが、ここがいちばん大事だと思っている。親がどうしたいか、ではない。子どもがどうしたいか。この子にとって、どういう場を用意するのがいちばん合うのか。
親の役目は、線路を引くことだと思っている。目的地を決めることではなく、その子が走れる線路を、選択肢として用意すること。私は3人の子どもに対して、ずっとその見方をしてきた。
経験の場を用意して、「帰ってきていい」と言う
具体的にしていたのは、二つだ。
一つは、経験の場を必ず提供すること。新しい環境、新しい人、新しいやり方。合うかどうかは、やってみないとわからない。
もう一つは、「嫌だったら帰ってきなさい」と言うこと。逃げ道ではなく、安心感として。帰れる場所があるとわかっていると、子どもは思い切って出ていける。
相談していい、ということ
日本の学校は、合う子もいれば、合わない子もいる。合う合わないは、必ずある。それは、その子の欠点ではない。
うちが日本の学校以外の学びを選んだときは、教育委員会の方々と何度か話をした。通う予定だった地元の小学校・中学校の先生方や校長先生にも相談した。反対されるどころか、皆さんが共感してくださって、温かく受け入れてくださった。相談してよかったと、今も思っている。
一人で抱えなくていい。学校の中にも外にも、話を聞いてくれる大人はいる。
「学校に合わなかった」その先の選択肢のひとつに、海外がある。それがすべての子に合うとは言わない。ただ、選択肢として知っておいてほしい。同じように、子どもの学ぶ環境を考えているご家庭のご相談に、今はDoor to Worldで乗っている。
出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2024年度) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00006.htm /nippon.com「不登校の小中学生35万人」 https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02594/
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