「疲れてないの?」に「はい」と答えたら、逆の意味で伝わっていた話
留学中の息子から、面白い失敗談を聞いた。
現地の友人に “Aren’t you tired?”(疲れてないの?)と聞かれて、息子はいつもの調子で”Yes”と答えたら、なぜか怪訝な顔をされたという。
「え、日本語で言う『うん、疲れてない』のつもりだったのに、向こうは『疲れてる』って受け取ったみたい」
否定疑問文は、日本語と英語で答え方の仕組みが違う
「疲れてないの?」に「疲れていない」と答えたい場合。
- 日本語:「はい」+(疲れてない、と続ける)→質問の内容(疲れてないでしょ?)に同意するので「はい」
- 英語:「No」→動詞(tired)に対してNoなので「No, I’m not tired」
つまり英語は「質問に同意するか」ではなく「動詞の内容がYesかNoか」で答える。日本語は逆で、「質問そのものに同意するか」で答える。中身は同じことを言っているのに、最初の一言が真逆になる。
なぜこれが厄介なのか
日本語の感覚のまま「はい」と言ってしまうと、英語話者には「疲れている」と伝わってしまう。息子いわく、最初の頃は何度か話がかみ合わなかったらしい。
離れて暮らすからこそ気づくこと
母語の癖は、意識しないと抜けない。留学して初めて、こういう「当たり前」の構造に気づかされることが多いようだ。
息子の留学が始まってから、こういう小さな「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの留学を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。