手のひらを下にして手招きしたら、「あっちへ行け」の意味になっていた話
息子から、また現地での失敗談を聞いた。
友人を呼び寄せようとして、日本の癖で手のひらを下にしてこちらに掻き寄せるように手招きしたら、相手がびっくりした顔で立ち止まったという。
「え、なんで来ないんだろうと思ったら、あとで『あれ、逃げろって意味かと思った』って言われた」
手招きのジェスチャーは、手のひらの向きで意味が変わる
日本では、手のひらを下に向けて指先を下向きに動かす「おいでおいで」の手招きが一般的。特に目上の人が目下の人を呼ぶ時によく使われる。
ところが欧米の多くの国では、手のひらを下に向けたこの動きは「あっちへ行け」「立ち去れ」という意味に見える。手招きをしたいときは、手のひらを上に向けて指を動かすのが正解になる。
なぜ逆の意味に見えるのか
手のひらを下に向ける動きは、欧米では「押しやる」「追い払う」ジェスチャーに近い。一方、手のひらを上に向ける動きは「引き寄せる」「迎え入れる」ニュアンスになる。日本の手招きは、実はこの「押しやる」に近い形をしているらしい。
離れて暮らすからこそ気づくこと
呼んでいるつもりが、追い払っているように見える。悪気のない仕草ほど、誤解の元になりやすいと実感する。
息子の留学が始まってから、こういう小さな「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの留学を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。