「受け入れ態勢」と書いたら、場合によっては違うと言われた話
仕事の資料に「受け入れ態勢を整えます」と書いていたら、息子がまたひょいと口を挟んできた。
「それ、状況によっては『体制』の方が正しいかも」
「え、態勢じゃないの?」
聞くと、「たいせい」にも複数の漢字があり、それぞれ意味が違うらしい。
3つの「たいせい」の違い
- 体制(たいせい):継続的な組織や仕組みのあり方。「受け入れ体制」「会社の体制」など
- 態勢(たいせい):その場・その時に対応するための一時的な構え。「警戒態勢」「臨戦態勢」など
- 体勢(たいせい):体の姿勢そのもの。「体勢を崩す」など
継続的な仕組みの話なら「体制」、その場の一時的な備えなら「態勢」、体の姿勢なら「体勢」と、意味の射程が異なる。
なぜ混同しやすいのか
読み方が同じで、しかもどちらも「何かに備える」というニュアンスを持っているため、文脈によって使い分ける必要がある。継続的な仕組みの話なのか、一時的な対応の話なのかを、書く前に意識する必要があるらしい。
離れて暮らすからこそ気づくこと
こういう細かい漢字の使い分けは、指摘されるまで気にしたことがなかった。息子との会話は、いつも小さな発見をくれる。
息子の留学が始まってから、こういう小さな「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの留学を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。