「それ確信犯だよね」と言ったら、本来の意味とは違うと言われた話
友人が悪気なさそうにやったちょっとしたイタズラを見て、つい言った。
「それ、確信犯だよね〜」
わかっていてやった、という意味のつもりだった。すると息子が、いつもの調子で口を挟んできた。
「それ、本来の意味とちょっと違うかも」
「そうなの?」
「確信犯って、本人が『これは正しいことだ』って本気で信じてやる行為のことだから。『わかっててやった』とはちょっと違うと思う」
「確信犯」の本当の意味
正しくは、こういう意味になる。
- 確信犯:自分の行為が道徳的・宗教的・政治的に正しいと確信した上で行う行為。もともとは政治犯・思想犯を指す法律用語
- 「悪いと分かっていながら、あえてやる」という意味で使うのは、本来は誤用
つまり本来の「確信犯」は、本人には悪意どころか、むしろ「正義感」がある状態を指す。
なぜ今の意味で広まったのか
「確信」という言葉の強さと、「犯」という字の持つ悪いイメージが組み合わさって、「わかっててやる悪いこと」という誤解が定着しやすかったのだと思う。
離れて暮らすからこそ気づくこと
普段何気なく使っている言葉ほど、由来を聞くと意外な発見がある。
息子の留学が始まってから、こういう小さな「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの留学を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。