「悪い特長」と言おうとしたら、それ日本語として成立しないと言われた話
知人の欠点について話していて、こう言おうとした。
「そういうところが、あの人の特長というか……」
言いかけて、息子に止められた。
「それ、悪い意味なら『特長』じゃなくて『特徴』のはずだよ」
「あ、そうか」
言われてみれば、「特長」という言葉に「悪いところ」を乗せようとしていたことに、自分で気づいていなかった。
「特徴」と「特長」の違い
- 特徴(とくちょう):他と比べて特に目立つ点。良い点にも悪い点にも使える、中立的な言葉
- 特長(とくちょう):他より特に優れている点。長所限定で、悪い点には使えない
つまり「特長」は、必ずポジティブな意味でしか使えない言葉。「あの人の特長は口数が多いところ」のように、良し悪しどちらとも取れる文脈で使うと、本来は不自然になる。
なぜ混同しやすいのか
読み方が全く同じで、漢字も一文字しか違わない。文脈によって使い分ける必要があるため、書く時にどちらだったか迷う人も多いらしい。
離れて暮らすからこそ気づくこと
同じ読み方の言葉ほど、意識しないと取り違えてしまう。指摘されるたびに、自分の語彙の解像度が少し上がる気がする。
息子の留学が始まってから、こういう小さな「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの留学を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。