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「日本人の英語は世界96位」息子が中3で言った一言を思い出した

「日本人の英語力は、非英語圏123の国と地域のうち96位」。2025年11月に発表された、EF英語能力指数(EF EPI)の結果だ。スコアは446で、アジア平均の477にも、世界平均の488にも届いていない。

この数字を見て、思い出した一言がある。

「これでは日本人は英語を話せないよね」

息子がインターナショナルスクールから日本の公立中学に移った、中学3年の一年。英語の授業を受けて帰ってきた息子が、こう言った。

「先生が何を言っているのか、わからない。批判じゃなくて、これでは日本人は英語を話せないよね」

当時の私は、その言葉を「インターから来た子の戸惑い」として受け取っていた。

数字が示していたこと

今回の調査は、技能別のスコアも出ている。日本は、読む454・聞く437に対して、書く394・話す393。読む力と話す力の間に、60点以上の差がある。「理解はできるが、使いこなせない」という長年の指摘が、そのまま数字になった形だ。

息子が中3で見ていたのは、この差が生まれる現場だったのだと思う。先生が話し、生徒が聞く。話す時間と書く時間が、ほとんどない授業。

「話す場」があるかどうか

インターナショナルスクールで息子が過ごしていたのは、生徒同士が意見を出し合い、それを先生に伝える授業だった。体験授業で見たIBの教室も同じだった。英語が上手いかどうかより先に、「話す場」があるかどうかが違っていた。

日本の学校が悪い、という話ではない。あの一年は息子自身が「日本の教育も学んでみたかった」と選んだ一年で、私はその選択を今も尊重している。ただ、「話す・書く」だけは、場がなければ伸びない。この数字が示しているのは、そういうことだと思う。

英語の順位が気になった親御さんに、一つだけ。順位を上げる方法を探す前に、お子さんに「英語で話す場」があるかどうかを見てみてほしい。家の中でも、学校でも、オンラインでも構わない。

EF EPIは例年11月に発表される。次の結果では、順位が動くかどうかより、話す・書くの点数がどう動くかを見ようと思っている。

息子の留学が始まってから、こういう「知らなかった」の連続だった。同じように子どもの学ぶ環境を考えているご家庭の相談に、今はDoor to Worldで乗っている。

出典:EF英語能力指数(EF EPI)2025年版(EF Education First) EF EPI公式ページ

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